10,000時間ルールと1,000時間ルール、取り組むなら?
マルコム・グラッドウェルというジャーナリストが書いた
《天才! 成功する人々の法則》という本をご存知ですか?
一流の人は1万時間の厳しい練習に打ち込んでいるという
『1万時間ルール』というものが紹介されています。
1万時間の練習時間、
すなわち一日3、4時間の練習×約10年が必要ということだそうです。
あー、なんてこと!
途方もなく長い時間がかかることになりますね。
そんな…と始める前に諦めてしまいそうですが
この『1万時間ルール』をベースにした
『1000時間ルール』というものを提唱してくれたありがたい人がいます。
ロチェスター大学のフィリップ・グオ先生。
↓こちら先生から子どもたちへ向けた言葉です。
『何か心から楽しんでやれることを見つけ
とにかく粘り強く続けてそこから学び続けてください。
そのうち10年ぐらいがたった時には、きっとそのことに優れた人になっていて
自分の自信になることでしょう。』
1万時間ルールでは、若い頃からハイレベルな練習を休むことなく続けた人が
エキスパートになる、としています。
1000時間ルールの方は、エキスパートを目指してプレッシャーにさらされるよりも、
何かが上手・得意だということも大切なんだよ、と。
10年で1000時間ということは、1年で100時間
週に2時間費やすことになります。
こちらの1000時間ルールであれば
少しのがんばりで自分にもできそう!と
思える人も多いのではないでしょうか?
週に2時間ということは、
例えば5〜6日間を練習に費やすのなら
1日あたり20〜25分となります。
ピアノ教師としては、もう少しだけがんばってほしいな〜
というのが正直なところですが笑
平均20分の練習というのは無理なく続けられて
且つ上達していける最低ラインのように思います。
この夏休みは、がんばり表を利用して
教室の生徒さんたちは、みんなよくがんばりました。
練習がイヤな日もあるでしょう。とてもよくわかります。
私も練習は好きではありません。
練習が練習ができない日だってあります。
お熱が出たり、どこかへ出かける日もあるし。
でも、イヤだなと思うけど繰り返し続けることによって確実に上達します。
継続と上達によって、手に入れられるものがあります。
続きはまた次回。